きらら通信
親知らずを抜くべきか、抜かなくても良いかの判断基準
2024年11月25日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、親知らずを抜くべき場合と、抜かなくても良い場合の判断基準についてお話ししていきます。
親知らずは、第三大臼歯として20歳前後に生えてくることが多い歯です。1本も生えてこないというパターンもあれば、数本生えるパターン、4本全て生えるパターンがあります。その生え方や位置によって、抜歯が必要かどうかは異なります。
親知らずを抜く必要がある場合
親知らずが痛みや炎症を引き起こしている場合は、早めの抜歯が推奨されます。
例えば、親知らずが部分的に歯ぐきに覆われている「半埋伏歯」の状態では、食べ物が詰まりやすく、細菌が繁殖し炎症を引き起こしやすくなります。
さらに親知らずが隣の歯を押し続けている場合、隣の歯に圧力がかかり、歯並びが乱れたり、噛み合わせが悪くなったりすることがあります。
親知らずの周辺は歯ブラシが届きにくく、むし歯や歯周病のリスクも高まるため、抜歯を検討すべき状況が多いのも事実です。
親知らずを抜かなくても良い場合
一方、親知らずが正しく生え、痛みや炎症などの症状が見られない場合は、抜歯をしなくても問題ないことがあります。
親知らずが正常に生えており周囲の歯や歯並びに影響を与えていない場合、定期的な検診で問題がないことを確認しながら、抜歯を避ける選択肢もあります。
まとめ
親知らずの抜歯が必要かどうかは、自己判断せず歯医者さんで診てもらうようにしましょう。
また、親知らずが健康であっても清掃を怠るとむし歯や歯周病のリスクが増すため、デンタルフロスや歯間ブラシを使って丁寧にケアすることが大切です。
親知らずの状況をしっかり確認し、定期的に歯科医院でチェックしましょう。