きらら通信
冬の歯痛を防ぐための4つのポイント
2025年01月24日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、冬の歯痛を防ぐために日常生活で取り入れたい4つの対策についてお話ししていきます。
寒い冬になると、冷たい空気や温度差が原因で歯が痛むと感じる方が増えます。この季節特有の条件が、歯や歯ぐきに影響を与えることは少なくありません。しかし、日常生活の中で少し意識を変えるだけで、冬の歯痛を予防することが可能です。今回は、冬の歯痛を防ぐための4つの具体的な方法をご紹介します。
食いしばりや歯ぎしりを防ぐ工夫
寒いと、体が無意識に緊張してしまい、歯を強く噛みしめる「食いしばり」が起こることがあります。この食いしばりが長時間続くと、歯や顎に負担がかかり、痛みの原因になります。日中は意識的に力を抜く習慣を持つことが大切です。また、就寝中の歯ぎしりには、自分では気づきにくいもの。歯ぎしりが気になる方は、歯科医院で専用のマウスピースを作ってもらうと、歯や顎への負担を軽減できます。これだけでも歯痛の予防に大きく役立ちます。
知覚過敏にはぬるま湯とうがいの習慣を
冷たい水や飲み物が歯に触れると、知覚過敏の症状が出ることがあります。知覚過敏の原因は、エナメル質の摩耗や歯ぐきの下がりによる露出した象牙質にあります。この症状がある方は、日頃から冷たい水ではなく、ぬるま湯でうがいをする習慣を取り入れると良いでしょう。また、知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで、症状を和らげる効果が期待できます。
唾液の分泌を促して口腔内を潤す
冬は空気が乾燥し、暖房の影響もあって口腔内が乾燥しやすくなります。口が乾燥して唾液が少なくなると、口腔内の細菌が増殖しやすくなり、歯痛やむし歯のリスクが高まります。これを防ぐには、こまめな水分補給が効果的です。また、ガムを噛むことで唾液の分泌を促したり、梅干しやレモンなどの酸味がある食品を取り入れることで唾液が増えやすくなります。唾液には口腔内の自浄作用があるため、健康な環境を保つためにも乾燥対策をしっかり行いましょう。
風邪や鼻炎の予防で副鼻腔炎を回避
歯痛の原因として見逃されがちなのが「副鼻腔炎」です。特に奥歯が痛む場合、歯科で診察を受けても歯そのものに問題がないことがあります。これは、副鼻腔と歯の神経が近接しているため、副鼻腔の炎症が歯の痛みとして感じられるケースです。冬は風邪や鼻炎が副鼻腔炎の原因になりやすいため、手洗いやうがい、マスクの着用を心がけて体調を整えることが重要です。
まとめ
冬の歯痛は、寒さや乾燥、体の緊張が引き金となることがありますが、日常生活の中で少し意識を変えるだけで予防することができます。気になる症状があれば早めに歯科医院で相談し、健康な冬を過ごしましょう。