きらら通信
花粉症が口の中に与える意外な影響とは?その原因と対策を解説!
2025年04月15日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、花粉症によって引き起こされる口腔トラブルとその対策についてお話しします。
毎年春になると、多くの人が悩まされる花粉症。スギやヒノキ、イネなどの花粉が原因で、鼻水やくしゃみ、目のかゆみといった症状が現れます。しかし、実は花粉症は口腔内にも悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか?
花粉症による口腔トラブルとは?
・口腔乾燥症
花粉症で鼻が詰まると、無意識に口呼吸になりがちです。口呼吸は口の中を乾燥させ、唾液が減少してしまいます。唾液には抗菌作用や自浄作用があるため、その量が減ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、乾燥は口臭の原因にもなるため、注意が必要です。
・歯肉炎と歯周病
花粉症の時期は免疫反応が過剰になり、歯ぐきが腫れやすくなります。炎症が悪化すると歯周病の進行が早まり、口臭の原因にもなります。特に歯磨きが不十分だと、細菌が繁殖しやすくなるため、花粉症の時期は特に注意しましょう。
・味覚の変化
口腔の乾燥やアレルギー反応によって、味覚が鈍くなることがあります。特に甘味や塩味が感じにくくなり、食欲の低下にもつながります。これにより栄養バランスが崩れ、さらなる体調不良を招く恐れがあります。
・歯の痛みと副鼻腔炎
花粉症が原因で副鼻腔炎になると、上顎の歯が圧迫されて痛みを感じることがあります。これは実際には歯が原因ではなく、副鼻腔の炎症が原因です。歯医者に行く前に耳鼻科での診察も検討しましょう。
花粉症期間中の口腔ケア方法
・こまめな水分補給
口腔乾燥を防ぐためには、こまめに水分を摂取することが大切です。特にカフェインを含む飲み物は避け、水やハーブティーを選びましょう。
・唾液の分泌を促す
無糖のガムを噛むと唾液の分泌が促進され、口の中を潤すことができます。また、梅干しやレモンなど酸味のある食品も唾液の分泌を助けます。
・正しい歯磨きと定期検診
花粉症の時期は特に念入りに歯磨きを行いましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも併用すると効果的です。また、定期検診で早期発見・治療を心がけましょう。
・アレルギー対策の徹底
外出時はマスクを着用し、帰宅後はうがいや歯磨きで口腔内の花粉を洗い流しましょう。
まとめ
花粉症の時期を快適に過ごすために、日ごろから口腔ケアを意識しましょう!