きらら通信
梅雨の時期に急増する歯の痛みや歯ぐきの腫れは気のせい?
2025年07月15日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、梅雨の時期に急増する歯の痛みや歯ぐきの腫れについてお話ししていきます。
雨の日が続く梅雨の季節、なんとなく体がだるい、頭が重いといった不調を感じる方も多いのではないでしょうか。実はこの季節、お口の中でも違和感や痛みが出やすくなり、「歯がうずくように痛む」「歯ぐきが腫れている気がする」といった症状を訴えて来院される患者様が増える傾向にあります。梅雨の気候が体に及ぼす影響はよく知られていますが、口腔内も例外ではありません。
梅雨に歯が痛くなる原因
・気圧の変化による歯の痛み
気圧が低下すると、過去に治療した歯やむし歯のある歯で、内部の圧力変化による違和感や痛みを感じやすくなります。
・歯ぐきの腫れや出血
湿気や気温の変化により、体の免疫力が一時的に落ちやすくなります。その結果、歯周病菌の増殖を促し、歯ぐきの腫れや出血といったトラブルにつながります。
・顎のだるさや噛み合わせの違和感
気圧の変化は筋肉や関節にも影響します。特に顎関節はデリケートなため、違和感やだるさ、噛み合わせのずれを感じることもあります。
このような症状は、つい「気のせいかも」と思いがちですが、実際にはお口のトラブルが進行しているサインであることも少なくありません。
梅雨の時期だからこそ心がけたい予防習慣
・丁寧な歯磨きの継続を
気分が沈みやすい梅雨の時期は、ついケアを後回しにしてしまうこともあります。そんな時こそ、意識的に時間をかけた歯磨きを心がけましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも効果的です。
・体調管理が口腔環境のカギに
睡眠不足やストレスは免疫力の低下を招きます。口内の炎症を防ぐためにも、規則正しい生活とバランスの取れた食生活を意識しましょう。
・違和感を放置せず、早めの受診を
ちょっとした腫れや痛みでも、放置することで悪化してしまう可能性があります。小さな異変でもお気軽にご相談ください。
・定期検診で安心をプラス
歯科医院での定期的なメンテナンスは、トラブルの予防と早期発見につながります。梅雨の不調に備える意味でも、チェックをおすすめします。
まとめ
梅雨は体だけでなく、お口の中にもストレスがかかりやすい季節です。歯や歯ぐきのちょっとしたサインを見逃さず、早めに対応することが健康を守る第一歩になります。不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。