きらら通信
むし歯予防の新常識 間食との上手な付き合い方と実践ポイント
2025年10月24日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、むし歯予防のために意識したい間食との付き合い方について、具体的なポイントをお話しします。食べることは毎日の楽しみのひとつですが、同時にむし歯のリスクとも向き合う必要があります。特に「間食」は子どもから大人まで身近な習慣ですが、その取り方次第で歯の健康を守る味方にも、リスクにもなります。
間食は「回数」と「時間」を決める
だらだら食べを避けることは、むし歯予防の基本です。間食は1日1~2回とし、時間を決めて楽しみましょう。食事と食事の間に十分な時間を空けることで、唾液が歯を修復するチャンスを与えることができます。甘いものを控えるだけでなく、食べ方のリズムを整えることも大切です。
キシリトールを取り入れる
どうしても甘いものが欲しいときは、キシリトール入りのお菓子を選ぶのがおすすめです。キシリトールはむし歯の原因となる酸を作らず、甘さを楽しみながら予防につなげることができます。特にガムやタブレットは持ち運びもしやすく、外出先でも活用できる便利なアイテムです。
飲み物は「砂糖なし」を選ぶ
甘いジュースや炭酸飲料は、口の中を酸性に傾けてむし歯を進行させてしまいます。代わりにお茶や水をこまめに飲むことで、口の中の環境をリセットでき、さらに水分補給もできて一石二鳥です。飲み物の選び方ひとつで予防効果は大きく変わります。
間食後は歯磨きやうがいを習慣に
間食後に歯磨きをするのが理想ですが、難しい場合はうがいだけでも効果的です。口の中に残った糖分や酸を洗い流すことで、むし歯菌が活動しにくい環境を整えることができます。外出先では携帯用の洗口液を利用するのもおすすめです。
最近の考え方 「間食=悪」ではない
従来は、間食はむし歯の大敵と言われてきましたが、最近では考え方が変わりつつあります。特に成長期の子どもや高齢の方にとって、間食は大切な栄養補給の役割を担うこともあります。大事なのは「内容」「タイミング」「食べ方」を工夫すること。健康と楽しみを両立できるように意識していきましょう。
まとめ
むし歯予防は「食べないこと」ではなく「上手に食べること」が鍵です。間食の回数や時間を決め、飲み物やお菓子の選び方を工夫し、食後のケアを欠かさないことが、歯の健康を守るポイントとなります。おいしく食べて、しっかり予防する習慣をぜひ生活に取り入れてみてください。

