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きらら通信

そのクセ、顎に負担かけていませんか?今日からできる顎関節症予防法

2025年12月25日

こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。

今回は、顎関節症を悪化させないためのセルフケアと、歯科医院で受けられるサポートについてご紹介します。顎関節症は一度症状が出ると再発しやすい傾向があり、日常生活の中でのちょっとした習慣が大きく関係しています。顎の痛みや音が気になる方は、ぜひ今日からできるケアを意識してみましょう。

ご家庭でできるセルフケア

まず大切なのは、「顎に負担をかけない生活」を送ることです。普段から上下の歯を軽く離しておく意識を持ちましょう。実は、安静にしている時に歯が触れているのは異常な状態で、無意識の食いしばりを防ぐことが顎の休息につながります。

また、顎まわりの筋肉を温めるのも効果的です。蒸しタオルを頬にあてて温めると、筋肉の緊張がほぐれ、血流も良くなります。お風呂上がりなどリラックスした時間に行うとさらに効果的です。ストレッチやマッサージも取り入れましょう。口をゆっくり開け閉めしながら、頬のあたりを指で優しくほぐすと、筋肉のこわばりがやわらぎます。

さらに、硬い食べ物(スルメやフランスパンなど)は控えめにすることを意識しましょう。これらは顎関節に強い負担をかけ、痛みを悪化させる原因になります。そして、姿勢も大切です。猫背になると顎が前に突き出し、関節に余計な力が加わります。背筋を伸ばして座るようにしましょう。

歯科でできるサポート

セルフケアだけでは改善しない場合、歯科医院での診察を受けることが大切です。歯科では、噛み合わせの状態を確認し、顎に負担をかけている原因を見つけます。必要に応じて、ナイトガード(マウスピース)を作製し、就寝中の食いしばりや歯ぎしりから顎を保護します。

炎症が強い場合には、鎮痛薬や筋弛緩薬を用いることもあります。長期間痛みが続く場合や開口制限がある場合には、顎関節症を専門に扱う医療機関での治療が推奨されます。

まとめ

顎関節症は、繰り返しやすい症状ですが、日々の小さな意識で予防が可能です。「歯を離す」「温める」「姿勢を整える」という3つの基本を心がけるだけでも、顎の負担を大きく減らすことができます。小さな積み重ねが、健やかな顎関節を守る第一歩です。セルフケアを続けても違和感が残る場合は、早めに歯科で相談してみましょう。