きらら通信
今日からできる潤いケア 口腔乾燥と上手につきあうために
2026年02月25日
こんにちは。
カスミ柏たなか敷地内の歯医者、きらら歯科柏本院です。
今回は、日常生活の中で無理なく始められる「お口の潤いケア」についてご紹介します。お口の乾燥は、冬場の空気の乾燥が原因と思われがちですが、実はそれだけではありません。加齢や生活習慣、ストレス、呼吸の仕方など、さまざまな要因が複雑に関係しています。少し意識を変えるだけでも唾液の分泌を助け、口腔内の潤いを保つことが可能です。
お口の乾燥はなぜ起こるのか
お口の乾燥は、主に唾液の分泌量が低下することで起こります。唾液は年齢とともに分泌量が減少しやすく、また緊張やストレスによっても分泌が抑えられます。さらに、降圧薬や抗アレルギー薬など一部のお薬の副作用として、口腔乾燥が起こることもあります。噛む回数の減少、水分不足、口呼吸といった日常的な習慣も大きく影響します。唾液はお口を潤すだけでなく、細菌の増殖を抑え、粘膜や歯を守る重要な役割を担っています。
噛む習慣が唾液を引き出す
噛む刺激は唾液腺を活性化させる大切な要素です。食事の際によく噛むことはもちろん、キシリトールガムなどを上手に活用するのもおすすめです。食後や口の渇きを感じたタイミングでガムを噛むことで、自然に唾液の分泌が促されます。噛む行為そのものが、消化を助けるだけでなく、お口の健康維持にもつながります。
水分補給のタイミングが重要
水分補給は、のどが渇いてからではなく、こまめに行うことがポイントです。特に空気が乾燥しやすい季節や、暖房の効いた室内では、知らないうちに体内の水分が失われがちです。糖分を多く含む清涼飲料水やスポーツドリンクよりも、水や無糖のお茶を選ぶことが、お口の乾燥対策として効果的です。
唾液腺マッサージと舌の動き
ほほの内側や耳の下、あごの下をやさしく指で刺激する唾液腺マッサージは、自宅で簡単にできるケアのひとつです。また、舌を上下左右に大きく動かす体操も、唾液腺を直接刺激します。短時間でも毎日続けることで、唾液分泌のサポートが期待できます。
鼻呼吸を意識することの大切さ
口呼吸はお口の中を乾燥させやすく、むし歯や歯周病、口臭の原因にもなります。日常生活の中で意識的に鼻呼吸を心がけることが、お口の潤いを保つための重要なポイントです。就寝時の口呼吸が気になる場合は、歯科医院で相談してみるのも一つの方法です。
乾燥を放置するリスク
お口の乾燥を放置すると、むし歯や歯周病、口臭の悪化につながるだけでなく、食べ物が飲み込みにくい、会話がしづらいといった症状が現れることもあります。特に高齢の方では、誤嚥性肺炎のリスクが高まる点にも注意が必要です。
まとめ
お口の乾燥は、日々の生活習慣と密接に関わっています。唾液の働きを正しく理解し、噛む・飲む・呼吸するといった基本的な習慣を少し見直すことで、お口の潤いは守りやすくなります。乾燥や違和感が気になる場合は、自己判断せず、早めに歯科医院で相談するようにしましょう。

