お知らせ
当院では患者様の安全と品質向上のために光学印象を行っています。
2022年08月26日
当院では口腔内スキャナーを用いた光学印象を行っております。
光学印象は従来の型取り方法に比べて
①精密、正確
②患者様の負担軽減
③感染リスクの回避
というメリットがあります。
①精密、正確
口腔内スキャナーの一番のメリットは精密・正確な型取りができることです。
従来は粘土のような材料で型取りを行っていたため変形・劣化などにより正確なデータが得られないことがありました。
しかし、口腔内スキャナーでは、歯の形をそのままデジタルデータ化することができるので、より正確なデータを得ることができます。
この正確なデータを用いることで、より精度の高い矯正装置を作成することが可能となりました。
(渋滞の型取りの場合は4~6%のエラーがありましたが、口腔内スキャナーの場合は0.1%程度に軽減しました。)
②患者様の負担軽減
従来の粘土のような型取りの材料は不快に感じられる方が多く、のどに流れ込んでしまい誤って飲み込んでしまうという心配もありました。
口腔内スキャナーを使用した型取りにはその心配はありません。
また、お子さんや嘔吐反射の強い患者様にも比較的負担の少ない方法です。
③感染リスクの回避
歯科治療における新型コロナウイルスを始めとする感染リスクは、歯の切削時や従来の型取り時に特に高まります。
従来の材料での型取りを行ったあとの印象材は消毒を行っても、模型製作時の感染リスクや、模型を技工所へ運ぶ際の感染リスクを完全になくすことは難しいです。
口腔内スキャナーを用いることで、型取りから模型作成、技工所への運搬という一連の流れにおける感染リスクを低減できます。
型取りの材料は必要なく、もし再び必要な部分のみスキャンすれば良いのため材料が無駄になることもありません。
また、お口の中へ型取りの材料やトレーを挿入する必要がないため、感染リスクは低減できると考えられます。
これからもきらら歯科では患者様のために治療品質向上を目指してまいります。